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日本では、年間2,531万トンの食品廃棄物等が出されています。このうち、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」は600万トン。一般的なお弁当はケースを含め約250gです。重さで割れば、240億食分に相当します。1億2千万人(日本人口と仮定)すると約67日分。日本国民が3食67日分の食料を食べられる。若しくは破棄している計算になります。 これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料援助量(2019年で年間約420万トン)の1.4倍に相当します。 また、食品ロスを国民一人当たりに換算すると”お茶碗約1杯分(約130g)の食べもの”が毎日捨てられていることになるのです。 (フードマイレージ) 我が国は、世界一の農産物純輸入国であり、多種多様な農畜水産物・加工食品を多くの国・地域から輸入しています。これらの輸入に伴うCO2排出量は、年間1,690万tと試算されています。これは、我が国の国内における食料品全体(輸入食料品含む)の輸送に伴うCO2排出量900万t(試算)の1.87倍となります(*1)。 食料の輸送量に輸送距離を乗じた指標として「フード・マイレージ」があります。これは、1990年代から英国で行われている「Food Miles(フードマイルズ)運動」を基にした概念であり、「生産地から食卓までの距離が短い食料を食べた方が輸送に伴う環境への負荷が少ないであろう」という仮説を前提として考え出されたものです。 例えば、東京でブロッコリー1個(250g)を買った場合、米国(西部のカリフォルニア州)から輸入したブロッコリーでは、フード・マイレージは0.25kg×8,579km=2,145kg・km、輸送によって排出されるCO2の量は51gとなります。一方、愛知県から輸送したブロッコリーでは、それぞれ0.25kg×298km=75kg・km、13gとなります。 人口1人当たりの輸入食料のフード・マイレージは、我が国では平成13(2001)年に7,093t・km、平成22(2010)年には6,770t・kmとなっています(*2)。諸外国と比較すると、データが10年前のものであることに留意する必要がありますが、米国1,051t・km、英国3,195t・km、フランス1,738t・km、ドイツ2,090t・kmとなっており、我が国のフード・マイレージは相当程度高い水準となっています。 データ(エクセル:31KB) このようななか、今後、我が国においては、食料の輸送に伴う環境への負荷軽減に向け、国内生産の拡大、地産地消の推進等の取組を行っていくことが重要です。 なお、フード・マイレージの計算については、トラック、鉄道、船舶等の輸送手段によるCO2排出量の違いが反映されていないことや、輸送面に限定された指標であり、施設園芸等の生産や加工、消費、廃棄面での環境負荷は考慮されていない点に留意する必要があります。このため、近年は、CO2の排出をより包括的にとらえた指標、「CO2の見える化(*3)」の一つの指標である、カーボンフットプリント(*4)を使用することも多くなっています。 地球温暖化原因と対策ページ ハッシュタグ #地球温暖化 #人口80億人 #水枯渇問題  #ペーパレスとデジタル化 #食料問題 #自然エネルギーのシアリング    #持続可能なエネルギー #カーボンニュートラル #都市型水耕栽培  #環境改善事業を企業構造に取込む 食料問題と対策ハッシュタグ#食料問題  #地球温暖化    #水枯渇問題    #人口問題とリプロダクティブ・ヘルス #都市型水耕栽培

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