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仮想水ご存知ですか? 仮想水またはバーチャルウォーターとは、農産物・畜産物や工業製品の生産に要する水の量を、一定の数値で計算した必要水分量です。世界的に水不足が深刻な問題となる中で、潜在的な問題をはらんでいるものとして仮想水の移動の不均衡が指摘されるようになってきました。農畜産物1kgを生産するのに必要な仮想水米3.6トン, 大麦2.6トン,小麦2.0トン,トウモロコシ1.9トン,牛肉 20.6トン,豚肉5.9トン,鶏肉4.5トン,出荷額1億円の日本の工業製品を生産するのに必要な仮想水パルプ・紙・紙加工品45.3トン,繊維工業24.8トン,使用する飼料により仮想水の量が大きく変わります。穀物飼料を用いる場合は、非常に多くなります。牛肉は、ウシの成育期間が長いこと、飼料に穀物を多く使うことから、1kgあたり仮想水が多くなります。牛丼1杯に水が風呂桶10杯分の2トンほど必要になるといわれています。安価なジーンズを1本作るのに最大1万1000リットルの水が使われやっとお店に並びます、一般的なハンバーガーに2400リットル以上の水が必要だというイギリスの非営利団体ウオーターワイズによる試算もあります。

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