地球温暖化の原因となっているガスには様々なものがあります。なかでも二酸化炭素はもっとも温暖化への影響度が大きい温室効果ガスです。
18世紀産業革命が始まる頃の世界の大都市の大気中二酸化炭素は340ppmでした、2020年にそれは410ppmを超えました。
産業革命以降、動力としての化石燃料の使用が増え、第一次世界大戦終了後、石油化学製品の発明が相次ぎます。その結果、大気中の二酸化炭素の濃度も増加しています。
また、住宅用や紙として森林が伐採されたり、工場を建設するために森林が破壊されて、十分な二酸化炭素吸収能力が地球全体に不足しています。デジタル化とペーパレス
IPCC第5次評価報告書(2014)では、このままでは 2100年の平均気温は、温室効果ガスの排出量が最も多い、最悪のシナリオの場合には最大4.8℃上昇すると発表しました。
2021年現在、温出効果ガスの原因により、北極とシベリアの永久凍土が解けはじめ、一般商船が北極海周りで航行できるようになりました。
地球温暖化の歴史
現在の豪雨や熱波のメカニズム
熱は冷たい方に向かいます。温められた赤道の熱や都市で加熱された熱が温出効果により、保温されながら北に向かえども、多くが冷やされる事なく、微かな温度差を求めゆっくりと北上します、(北がもっと寒ければ、勢力を落としながら素早く北上します。)北半球に溜まった熱は、北米大陸に勢力を張る高気圧にたまり熱が温出効果で上昇し熱波で街を襲います、海に囲まれた日本は大量の水蒸気を含む暖かい空気が、上昇気流により上昇し巨大な雲が発生し、周囲の空気を吸い込みながら上昇した雲が大きな積乱雲へと変化します。 その積乱雲や巨大な雲は高気圧に挟まれ身動きが取れず更に巨大化し、上空で冷たい空気に冷やされた積乱雲や巨大雲は、その中で氷の粒をたくさん作り、それが落下することで激しい雨を降らせます。
また、他の湿地帯でも、長い川・大河(=大きな面積を持つ水面)や湿気の多いデルタ地帯で同じメカニズムで豪雨を発生させます。
これが、最近の局地的豪雨のメカニズムの一つです。
永久凍土融解問題
温室効果ガスの影響で既に北極海やシベリアの永久凍土が解け始めています。
商船はアジアからヨーロッパまで、北極海で航海が可能になりました。
しかし、一つ大きな問題が生じます。
シベリア大陸に眠る大量のメタンガスが大気中に解放された場合、メタンガスが更に地球の気温を上昇させます。メタンガスの発電も考えられますが、燃焼させれば、熱が生じます。
二酸化炭素の多い地球は、魔法瓶の中にいるようなものなので、世界の気温は更に上昇する要因を得ることになります。
最近では、グリーンランドの峰(海抜およそ2.5キロ)雨が降りました。CNNより
報道によれば、グリーンランドの先週末の気温は0度を上回わり、氷点下を超えるのはこの10年で3回目だという。暖かい空気が大雨を降らせ、その結果、氷床に70億トンの水が降り注ぎました。降雨により山頂と南東の氷床に沿って氷河が激しく溶解するという状況になった。と報道
*世界気象機関(WMO)は14日、2020年の世界の平均気温が過去最高水準だったとする報告書を公表しました。産業革命前の1850年~1900年の平均に比べ約1.2度上昇し、約16.9度でした。
海面上昇
世界の大都市の多くは海に面しています。
また、多くの歴史的な都市では運河などが過去に建築され、海水が都市に入りやすくなっています。海岸は陸地に迫り大都市の水害が懸念されています。
また、南太平洋に浮かぶキリバス、バヌアツ、マーシャル諸島、ツバル、パプアニューギニアなどの海抜の低い島では、海面が上昇することによって国土の大部分が水没すると心配されています。