続く食料価格の高騰とフードロス(第二弾)

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2022年2月現在も食料価格の高騰が続いています。原因とされていたいくつかの要因が今だ解消されない状況どころか悪化している要素もありますね。
異常気象による農作物の生産の回復・石油価格の高騰・各海運価格の高騰・浮彫にされた世界人口問題・各国のコロナからの回復によるレストランの再開業などです。
ここで注目したいのは、流通コストの上昇で、多くの海運会社が今回の決算で過去数年平均を超える高収益を上げています。(2020/2021を除く)
この金額は、船の数が増減していないとして考えた場合、運送料金が料倍値上げされたことになります。燃料価格の上昇を遥かに超える値上げは、旺盛な世界経済の需要によって値上がりしています。
 基本的な問題として、食料を海外に依存すればするほど、石油価格の上昇と海運価格の上昇は避けて通れない問題点になり、企業努力や効率化の効果が現れにくい状況が今後も続くことになります。

価格高騰の直接的な問題としての人口問題。食料問題ではなく人口問題と考える方もいますね。
基本的に80憶人の食料を供給する為の計画すら無い状況で、各食料系企業が争って生産し、争って高く販売出来る市場に供給するメカニズムを構築しています。
 食料と資源は管理すべき資源だと思いますが、各国の利害関係が壁になり前には進まないでしょう。
であれば、消費者がそれを変える方法に移動する時期に来ているかもしれません。

食料価格を安定化させるためのフードロス対策

既に日本のフードロスは問題は避けて通れない問題になっています。

日本では、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」は570万トン(※)。

これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料援助量(2020年で年間約420万トン)の1.4倍に相当します。(消費者庁ホームページより

全ての食材が再利用(家畜用食料など)に利用されていないわけではないですが、基本的に家畜用にトウモロコシなどの食料が大量に消費されています。

これを避けるためには、消費者の行動が必要です。ふんだんに並ぶ弁当は魅力的ですし、ホテルでのビュッフェも楽しみの一つですね。
しかし、このような不特定少数の方々が選ぶ楽しみよりも、ある程度トッピングなどで対応しても、楽しいお弁当は出来ると思うんですね。
この数字は許容できる数字ではないということを消費者も学ばなければなりません。
フードロスゼロは不可能だとしても、ゼロに近づけば価格は約30%近く値下がりするはずですね。
*日本の食料は約年間1700万トン内約600万トン

また、必要の無い食べ物が食され必要な環境での生態系を破壊し、大量の水が使われており、深刻な水不足になりつつあり、栽培・酪農用水が減っても、食料はさらに値上がりするでしょう。

見つめなおしてください。食べることと選ぶこと。






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